■■外国の結婚式(オーストラリア)2:心斎橋マリーシンシア 宮崎 明
さていよいよ挙式当日、結婚式を終えて教会から帰ってきた新郎新婦が新居に到着です。
新居と言っても、もともとは新郎の自宅に新しく新婦が同居する訳で、家族が増えたと言った具合です。
新郎はイギリス人で10才になる息子がおり、新婦はマレーシア人でやはり9才になる娘が一人おりましたので、新郎新婦ともバツイチと言うことになります。
出張のシェフが腕をふるって、新郎新婦の帰宅のころには料理が整っておりました。
形式は立食のバイキング、大きな庭があるので、ガーデンウエディング兼ホームパーティーと言ったところでしょうか―
みんなでそれぞれ紙の皿をもってあってウロウロ、こっちウロウロと大変にぎやかな楽しいパーティーです。
料理は一流シェフが用意しますが、ドリンクはそれぞれ来客がビールやワインを持参して来ますので、天井まである大きな冷蔵庫もたちまちのうちにアルコール類で一杯になります。大きな部屋が3つほどあるので、話の盛り上がっているところ、唄を歌っているところ、それに若い連中がディスコを踊っているところがあって、それぞれ自分にあった所に行けばよいので退屈は感じさせません。
新郎新婦はこの日、ホストとホステス役で来客の接待に追われます。それぞれのグループにあいさついに廻っての肴(さかな)にされる訳です。(つづく)
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